義太夫節(ぎだゆうぶし)

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概要

 

17世紀後半に大坂で竹本義太夫が語り始めた浄瑠璃(ドラマのストーリーやせりふを三味線の伴奏で語る音楽)。2003年に世界文化遺産に登録された「人形浄瑠璃文楽」の音楽です。声を担当する「大夫」(たゆう)と、三味線弾きが対になってドラマを語りあげます。あらゆる三味線の中でも最も棹が太く(太棹)、重い胴、厚みのある撥に特色があり、ダイナミックな迫力のある響きが聴く人の心を打ちます。歌舞伎化された演目のなかで演じられる場合は「竹本」といい、演奏だけを行うことを「素浄瑠璃」(すじょうるり)といいます。

 

文楽公演の義太夫節 浄瑠璃:竹本住大夫  三味線:野澤錦糸
国立劇場小劇場文楽公演『菅原伝授手習鑑』より
 

 

関連キーワード

 

文楽(ぶんらく)歌舞伎(かぶき)浄瑠璃(じょうるり)

 

 

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