芸能花伝舎とは

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芸能花伝舎(げいのうかでんしゃ)は、2005年に創立40周年を迎えた公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]が、新宿区と文化協定を結び、芸能が持つ力を地域に、そして広く社会に還元するための拠点として誕生しました。

芸団協は、芸能文化を担う「ひと」を育て、芸能文化を育む「場」をつくり、「ひと」と「場」が豊かに活かされる「しくみ」を整え、この国の人々が、多彩で深く、芸能を楽しみ豊かな心を育む社会を実現することを目指しています。

この理念を実現させるための芸能文化拠点が「芸能花伝舎」です。


芸能花伝舎は、教室、体育館など11の「創造スペース」を持ち、おもに芸能関係の稽古や研修、会議などにご利用いただいています。

また、「事務所スペース」には、実演芸術関連の協会組織など17団体(2020年9月時点)が入居しています。

また、ギャラリー、サロンといった共有スペースもあります。

 

演劇、音楽、舞踊、演芸などさまざまな実演芸術の関係者が集い、交流する。

まさに芸能文化の総合的な拠点として機能しています。

 

 

■オープンまでの経緯


芸団協では、実演芸術等に携わる人々の環境を向上させるために、独自の調査研究や、その成果に基づくさまざまな提言を行ったり、セミナーを開催し、情報を集積・発信してきました。
これまでの40年の蓄積を生かし、さらに腰を据えて事業を展開できる場を求めていたところへ、文化に力を入れようとしている新宿区、空いた廃校、芸能文化の拠点を求める芸団協の思いが一致。「文化芸術振興基本法」にも謳われている芸能関係者の責務を果たすためにも、積極的な社会との接点づくりを行う場、「芸能花伝舎」が誕生しました。
芸能文化は、人々に受け入れられてこそ成り立つもの。その向上には、社会との協働が不可欠です。

 

2001年2月 港区と三河台中学校跡地の活用について検討開始
2002年11月 千代田区永田町小学校跡地の活用について要望
2003年5月 新宿区より、芸団協に対し、区立淀橋第三小学校跡地利用についての提案
2003年7月 プロジェクトチームで「芸能文化研究教育センター(仮称)」事業計画案をまとめる
2004年5月 新宿区議会総務区民委員会に、貸与について報告され、了承される
2004年8月

会員団体の構成団体へのスペース利用意向アンケートを実施

スペース利用者懇談会を開催

2004年11月 新宿区と合同記者発表/協定を締結
2005年1月 改修工事着工
2005年4月

芸能花伝舎に事務所が入り、始動

創造スペース貸出開始

2007年9月 プール跡地を活用し、稽古場2室を含む建物を新設
2015年4月

大規模改修を実施(助成:日本財団)

 

 

 

■淀橋第三小学校

 

1915年(大正4年)1月11日

「豊多摩郡淀橋第三尋常小学校」として開校
1997年3月31日 閉校
1997年4月1日 旧淀橋第六小学校と統合、移転(西新宿小学校に)