宮薗節(みやぞのぶし)

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概要

 

享保(1716~35)の末頃に、宮古路豊後掾(?~1740)の上方時代の門人、初世宮古路薗八が京都で創始した浄瑠璃。薗八節ともいいますが、2世薗八(?~1785)が1762年に宮薗豊前と改めたことから、今日では宮薗節と称されています。現存する宮薗節のレパートリーのほぼすべてを作ったと見られています。その門人が江戸に下り、吉原を中心に普及させたことから江戸で命脈を保ち、今日に伝わります。三味線は類型的な旋律の反復が多く、古風な趣の響きとしめやかな印象の曲調を持ち味とします。近代以降は演奏者が減少し、河東節・一中節・荻江節とともに「古曲」と総称されている。

 

 タテ浄瑠璃:宮薗千碌

 

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古曲

 

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