「NOBODY KNOWS」プロジェクト〈徳島・石井〉麿赤兒が演じる『人形師天狗久』3/5YouTube公開
実演芸術振興事業
2022年2月28日
人形師・天狗久と阿波の芸能にスポットを当てた特別映像が、「#徳島ニューノーマル映画祭」で上映されます。藍商の繁栄を通して花開いた 徳島ならではの人形文化と、その立役者となった人形師の魂を伝えます。
#徳島ニューノーマル映画祭 オープニング上映
『人形師天狗久』
【日時】2022年3月5日(土)11:00 同時YouTube公開
【会場】徳島県文化の森総合公園 イベントホール
※会場でご覧になる場合は、直接会場にお越しください(申込不要)
▶映画祭の詳細はこちら https://www.tiff-newnormal.com/
【オンライン視聴】
NOBODY KNOWS YouTubeチャンネルにてご覧いただけます
https://www.youtube.com/c/NOBODYKNOWS-tours/videos
【作品紹介】
阿波人形浄瑠璃(国指定重要無形民俗文化財)に、阿波木偶(あわでこ)「三番叟まわし」(徳島県指定無形民俗文化財)、そして面劇(めんげき)(資料:石井町指定有形民俗文化財)。徳島で花開いたこれら人形文化に欠かせない人形師の筆頭が、初代・天狗久(てんぐひさ)(吉岡久吉/1858-1943)です。人形の頭(かしら)の大型化や硝子目の採用など舞台で映える頭を工夫し、生涯を通じて千体を超える頭を手掛けたと言われています。大阪の文楽(ぶんらく)や阿波人形浄瑠璃(あわにんぎょうじょうるり)で使われる頭、阿波木偶箱まわしの頭、そして、花之屋花奴の依頼を受け面劇のための面も手掛けました。
今回、作家・宇野千代の『宇野千代聞書集』に収録されている「天狗屋久吉」から、宇野が天狗久の人形に出会い、その工房を訪ねて聞き書きした語りを下敷きに映画化。大駱駝艦主宰・舞踏家で俳優の麿赤兒(まろあかじ)が天狗久を演じ、職人の苦悩と、そこから生み出された美しい人形が生き生きと動き出す、徳島ならではの豊かな芸能を収録しています。
【出演】
天狗久:麿赤兒
語り:高泉淳子
阿波木偶(あわでこ)「三番叟まわし」:阿波木偶箱まわし保存会
面劇(めんげき):藤間直三
阿波人形浄瑠璃(あわにんぎょうじょうるり):勝浦座
太夫(たゆう):竹本友和嘉、竹本友廣
三味線:鶴澤友勇、鶴澤友輔
【監督・編集】栂岡圭太郎
【台本・演出】鈴木英一
【構成・演出】花柳源九郎
【音楽】竹花加奈子