社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)は、俳優、歌手、演奏家、舞踊家、演芸家、演出家、舞台監督などの実演家等の団体が結集し、運営する公益法人です。芸術文化の発展に寄与することを目的に1965年に設立され、現在69団体が正会員(傘下の実演家等は約9万人)となっています。会長は野村萬(能楽師・人間国宝、文化功労者、日本芸術院会員)。
「芸能が豊かな社会をつくる」を理念として、下記事業を行っています。
◇実演家の著作隣接権に関わる業務を行う「実演家著作隣接権センター(CPRA)」の運営
◇芸能文化の拠点「芸能花伝舎」の運営と多彩なプログラムの提供
・地域の人々のために、落語体験入門、文化体験プログラム、キッズ伝統芸能体験など
・プロのために、表現教育指導者研修などテーマ別研修、時事的テーマでのセミナーなど
◇芸能に関するさまざまな調査研究、政策提言など
芸団協では、これまで数年にわたって実演芸術に対する支援のあり方、劇場等について研究を重ねてきました。それらの実績をふまえ、2010年3月より芸団協内に設置したプロジェクトにおいて草稿を作成し、多分野の芸能実演家からなる芸能文化振興委員会での検討を経て作成したものです。
今後、残された課題等について検討をつづけ、ビジョンの充実を図ることを予定しています。
芸能は、いつの時代も人々の生活とともにあり、芸能に携わる者は、常に人々と喜怒哀楽を分かち合い、共に生きてまいりました。今後の復興の過程において、人々の心を癒し、より多くの方々に活力を取り戻していただくために、芸能の力を神事、支援活動を実施してまいります。