2020年東京オリンピック・パラリンピックは、実演芸術にとっても国内外での発展の大きな契機になると考えられます。
さらには、2020年以降の持続的な発展のために、大会後の展望についての議論が急務となっています。
これまでに各分野で個別に培われてきたネットワーク形成や国外に向けた発信の事例を、
実演芸術全体の財産として課題を含めて共有し、分野を超えて共に考えていくことが必要ではないでしょうか。
これからの国際的な展開、さらに活動を継続していくために、横断的な情報共有を目指します。

 


2019年度

 

舞台芸術における国際共同制作の最前線
-World Opera Meeting in Tokyo 2020

いま、世界との協働に求められるアーティスト/スタッフとは――

実施日 2020年117日(金) 14:00~16:30(13:30受付開始・開場)
会場

国立新美術館 3階・講堂(東京都港区六本木7-22-2)
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅 青山霊園方面 改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅 7出口より徒歩約4分

※会場には駐車場はございません。ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。やむを得ず車でお越しの場合は、近隣の有料駐車場をご利用ください。

参加費 無料(要事前申込み) ※日英同時通訳あり
 

【重要】登壇者変更のお知らせ(2020.1.10)

登壇を予定していたソフィ・ド・リント氏(オランダ国立オペラ・ディレクター)は、諸事情により来日が叶わなくなりました。
代わって、フランダース・オペラ・バレエ(ベルギー)のオペラ芸術監督である、ヤン・ヴァンデンハウア氏が登壇いたします。直前のお知らせとなり誠に恐縮ですが、ご了承ください。


国際共同制作は、今日の舞台芸術を語るうえで欠かせないテーマです。
今やアジア諸国とヨーロッパ諸国の間で大規模オペラの共同制作が盛んに実施され、その潮流は今世紀に入って大きく変化しています。
オペラは舞台芸術のなかでも最も大規模で複雑な制作体制を擁します。
理念や体制が異なる劇場・団体・実演家の間で、こうした協働がどのように行われ、どのような人材が求められているのでしょうか。 
第一線で活躍するディレクターたちを招き、国際的な状況を共有しながら、これからの日本と世界との協働、そして発信のありかたを考えます。

 

●ニコラス・ペイン(オペラ・ヨーロッパ・ディレクター)
1968年にロイヤル・オペラ・ハウス・コヴェントガーデンでキャリアを開始以来、50年以上にわたりオペラ界で働く。ウェルシュ・ナショナル・オペラの財務責任者、リーズに拠点を置くオペラ・ノースの総監督、ロイヤル・オペラ・ハウス・コヴェントガーデンのディレクター、ロンドン・コロシアムのイングリッシュ・ナショナル・オペラの総監督等を歴任。2003年からはオペラ・ヨーロッパのディレクターとして、同組織を欧州における主導的なプロフェッショナルのオペラ協会として確立し、45カ国205のオペラ団体、オペラ・フェスティバルから成る会員組織に成長させた。

 

●ヤン・ヴァンデンハウア(フランダース・オペラ・バレエ オペラ芸術監督)
ルーヴェン大学とベルリン大学で音楽学を学んだ後、ベルギーの新聞「デ・スタンダード(De Standaard)」にて音楽・オペラ評論を務める。2005~2008年までは、パリ・オペラ座のドラマトゥルクとして、ジェラール・モルティエ芸術監督の右腕になるとともに、オペラ・バスティーユ内円形劇場のアーティスティック・プログラムの責任者を務めた。2009~2011年には、コンセルトヘボウ・ブリュッヘ(ブルージュ)のクラシックおよび現代音楽に関するコンサート・プログラム責任者となる。以降、フリーの音楽ドゥラマトゥルクとして、マドリードの王立劇場テアトロ・レアル、パリを拠点とする室内オーケストラであるアンサンブル・アンテルコンタンポラン、ブリュッセルの音楽祭クララ・フェスティバル等、さまざまな組織と共に仕事をしてきた。また、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル(パリ・オペラ座『コジ・ファン・トゥッテ』、ルール・トリエンナーレでの『我ら人生のただ中にあって/バッハ無伴奏チェロ組曲』)、アラン・プラテル(マドリッドでの『C(H)OEURS』、ルール・トリエンナーレでの『Nicht Schlafen』)、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(リヨン歌劇場『マクベス』、マドリード王立劇場『ブロークバック・マウンテン』、オランダ国立歌劇場『サロメ』、パリ・オペラ座『ボリス・ゴドゥノフ』)、ヨハン・シモンズ(パリ・オペラ座『フィデリオ』、マドリード王立劇場『ボリス・ゴドゥノフ』、ルール・トリエンナーレでの『ラインの黄金』および『アルセスト』)らとも協働した。2015~2017年には、ルール・トリエンナーレのエグゼクティブ・ドラマトゥルク(ドラマトゥルク統括者)を務めた。
2019年7月より、アントワープとゲントに劇場を持つフランダース・オペラ・バレエのオペラ芸術監督を務める。

 

●山口 毅(公益財団法人東京二期会 事務局長)

モデレーター:石田麻子(昭和音楽大学 教授、オペラ研究所 所長)

 申込方法

 【申込締切】2020年114日(火)※定員に達したため参加受付は締め切りました

 注意事項

◆会場へお越しの際は、公共交通機関をご利用ください。
◆当日は取材、記録撮影、音声記録などを行います。記録した内容は今後の広報等に使用させていただきます
◆お申込み時に頂いた個人情報は、今後の同種の芸団協関連事業のご案内に使用させていただきます。

制作協力 昭和音楽大学 関連リンク
後援

オランダ王国大使館/ブリティッシュ・カウンシル/公益社団法人全国公立文化施設協会/劇場、音楽堂等連絡協議会

主催 文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]
 問い合わせ 公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 実演芸術振興部
TEL:03-5909-3060(平日10時~18時)

 

 


2018年度

  国際フェスティバルを語る
各国のディレクターが大集結!いま、フェスティバルを語る
実施日 2019年1月21日(月) 13:00~17:00
会場 国立オリンピック記念青少年総合センター 国際会議室
(渋谷区代々木神園町3-1)
参加費 無料
 

2018年度の実施内容については、2018(平成30)年度実施報告書(抜粋)をご覧ください。

実施報告書(抜粋)PDFをダウンロード

◎開会挨拶 文化庁
◎第1部「音楽祭を語る」
 堤 正浩(公益財団法人ジェスク音楽文化振興会、霧島国際音楽祭/鹿児島)
 髙原寛子(公益財団法人群馬草津国際音楽協会、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル/群馬)
 モデレーター:入山功一(株式会社AMATI、宮崎国際音楽祭)
◎第2部「演劇祭を語る」
 Lyndsey Jackson(エディンバラ・フェスティバル・フリンジ 最高執行責任者代理/イギリス)
 Martine Dennewald(フェスティバル・テアターフォルメン 芸術監督/ドイツ)
 宮城 聰(SPAC、ふじのくに⇄せかい演劇祭/静岡、東京芸術祭/東京)
 宮内奈緒(りっかりっか*フェスタ アシスタントプロデューサー/沖縄)
 モデレーター:大澤寅雄(ニッセイ基礎研究所、NPO法人アートNPOリンク理事)
◎総括 入山功一、大澤寅雄
後援 公益社団法人全国公立文化施設協会/劇場、音楽堂等連絡協議会/一般社団法人日本クラシック音楽事業協会/独立行政法人国際交流基金/ドイツ連邦共和国大使館/スイス大使館/ブリティッシュ・カウンシル
主催 文化庁/公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]

 

 


2017年度

実施日 2017年12月7日(木)13:30~16:30
会場 国際文化会館 講堂
実施内容

2017年度の実施内容については、平成29年度実施報告書(抜粋)をご覧ください。

実施報告書(抜粋)PDFをダウンロード

実演芸術国際シンポジウム2017「全国の子どもたちへ芸術体験を届けるために」
How we can reach Children and Young Audiences throughout the Country

 ニコラス・マルムクローネ(舞台芸術プロデューサー/スウェーデン)
 マリア=イネス・ファルコーニ(劇作家、児童青少年文学作家/アルゼンチン)
 太田 昭(日韓演劇交流センター 事務局長、児演協 副代表理事/日本)
 横山 歩(KAAT神奈川芸術劇場 制作課長/日本)
 モデレーター:大谷賢治郎(演出家/日本)

※日英同時通訳あり
※手話通訳あり

参加費 無料
関連企画

ラウンドテーブル「児童青少年演劇は社会問題にどう向きあうか?」
マリア=イネス・ファルコーニさんを迎えて

【日時】2017年12月6日(水)14:00~16:00
【会場】芸能花伝舎(東京都新宿区西新宿6-12-30)
【参加費】無料 ※日英逐語通訳あり


2016年度

実施日 2016年10月6日 13:30〜17:30
会場 東京オペラシティ リサイタルホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)

2015年度

実施日 2016年1月22日 13:00〜17:45
会場 政策研究大学院大学 想海楼ホール(東京都港区六本木7-22-1)