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募集概要

伝統文化・芸能の「本物」の技に触れる体験・鑑賞プログラム
令和4年度実施校を募集します ※令和4年度の募集は終了しました。

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京と公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]は、東京都と共に、次代を担う子供たちが日本の伝統文化・芸能に触れ、体験することで、日本の文化の価値に対する理解を深め、多様な文化に対する幅広い理解を育んでもらうことを目的として、学校教育と連携した体験・鑑賞プログラムを実施します。

対象校

東京都内の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校、高等学校、特別支援学校(小学部・中学部・高等部)および各種学校として認可された外国人学校

実施内容

プロの若手実演家等を中心とした指導者を学校へ派遣します。子供のための伝統文化・芸能体験事業 事務局(芸団協)が学校と指導者との調整を行い、学校の教育方針や実施場所等の条件、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた体験・鑑賞プログラムを作成します。
下記の内、各学校につき1ジャンルを実施します。
(各ジャンルの詳細はパンフレットをご参照ください。)
①謡・仕舞(能楽) ②狂言(能楽) ③落語(演芸) ④紙切り(演芸) ⑤和妻(演芸) ⑥日本舞踊  ⑦歌舞伎音楽 ⑧雅楽 ⑨箏 ⑩三味線 ⑪琵琶  ⑫地域の芸能(東京都の芸能・工芸)  ⑬伝統工芸(東京都の芸能・工芸) 

実施場所

主に校内の体育館など空間の広い場所を使用します。実施ジャンルによっては、音楽室、多目的室など実施ジャンルに適した場所を使用します。紙切りと伝統工芸は、各教室、図工室などにて実施します。

費用負担

費用負担は原則としてありませんが、施設設備及び学校にある備品を使用させていただく等、ご協力をお願いする場合がございます。
(例)
 -マイク・スピーカーやプロジェクターなどの学校備品の使用
 -実施場所付近に、講師控え室となる鍵がかかる部屋の確保
 -着替え用の姿見、敷物(ゴザなど)、ハンガー、ハンガーラック等のご用意
 -楽器・備品等を車両で運搬する際の駐車場の確保
 -楽器・テキスト・備品等を送付する際の宅配便の受取・発送手続き (送料は当方が負担します。)
 -講師用の湯茶の準備

実施時期

令和4年5月1日から令和5年2月末までの中の原則1日(日曜・祝日を除く)。
(大規模校で1学年のクラス数が多い等の事情により、2日間の実施の調整をする場合もあります。)
※日程は、採択後に実施校と事務局とで調整し、決定します。

オンライン対応

講師(プロの実演家)が学校に赴き実際に体験していただく方法での実施を第一としていますが、新型コロナウイルス感染症拡大等の影響によって学びの機会が失われないように、一部のジャンルではオンラインでの取組も実施します。配信の方式は、学校と相談の上決定し、リアルタイムでの質問などにも対応できるよう実施します。外部講師の訪問機会の限られる島しょ部の学校もぜひご活用ください。
オンライン実績有:紙切り(演芸)、雅楽、江戸表具
その他のジャンルも調整可能です。

※新型コロナウイルス感染症拡大等の状況により、内容を変更・調整させていただく場合があります。

各ジャンル紹介

①謡・仕舞(能楽) 幽玄の美を肌で感じる!
能は、謡(歌・セリフ)と囃子(楽器)に合わせて演じられる歌舞劇で、人間だけでなく神や鬼、妖怪や幽霊など「この世のものでないもの」も登場します。
【体験内容】
「羽衣」などの有名な作品を題材に、能楽特有の謡や仕舞を体験、講師(プロの実演家)の実演を鑑賞します。
協力予定団体:公益社団法人能楽協会
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②狂言(能楽)
日本の伝統的な笑いを体感しよう!
狂言は昔の人々の日常にあるほのぼのとした笑いをテーマにした日本の伝統的な「コメディ」です。
【体験内容】
狂言の解説や、「柿山伏」などの代表的な演目の実演鑑賞と、動物の鳴き声や泣いたり笑ったり、狂言特有の表現を体験します。
協力予定団体:公益社団法人能楽協会
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③落語(演芸) 学校に高座がやってくる!
一人の演者が何役も演じ分け、最後に必ず「オチ」がつくのが特徴の落語。身振り手振りと扇子や手ぬぐいなどの小道具のみで展開する物語から、江戸っ子の暮らしを垣間見ることができます。
【体験内容】
落語家による実演の鑑賞と、小噺や落語特有の表現を体験します。
協力予定団体:一般社団法人落語協会、公益社団法人落語芸術協会
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④紙切り(演芸)
誰でも素敵なアーティストになれる!
江戸時代に始まったとされる紙切りは、音曲に合わせて何も描いていない紙をハサミで様々な形に切り抜く芸能です。難しい題材のリクエストでも「とんち」を利かせて形にします。
【体験内容】
どこにでもある紙とはさみ、センスとアイディアを使って、無限に広がる可能性を切り出します。
オンライン実績有
協力予定団体:一般社団法人落語協会、公益社団法人落語芸術協会
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⑤和妻(演芸) 和妻の術を伝授してもらい、みんな手品師に!
あっと驚く手品はいつの時代も、見る人の心をつかむもの。お手玉やみかん、漆のお椀など、日本人に身近なものを使った伝統的な手品「和妻」を間近で見て、体験し、歴史を学びます。
【体験内容】
簡単な術を伝授してもらい、実際にやってみることで、先人たちの知恵と工夫を知ることができます。
協力予定団体:公益社団法人落語芸術協会

⑥日本舞踊
邦楽の音色に合わせて、日本の踊りを体験!
江戸時代から400年余りの歴史をもつ日本舞踊は、日本の伝統的な舞踊として現代に受け継がれています。
【体験内容】
三味線や囃子の音楽に合わせて、日本舞踊の基本的な所作を体験。役柄を演じたり、自然の風景や心情などを踊りで表現します。講師(プロの実演家)の踊りを間近で鑑賞します。
協力予定団体:公益社団法人日本舞踊協会
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⑦歌舞伎音楽 江戸時代からの音楽を体験してみよう!
日本のミュージカルともいえる歌舞伎は、お芝居と音楽が一体となって上演されます。歌舞伎の音楽で欠かせないのは三味線です。笛や小鼓などの打楽器と共に幅広い世界観を演出します。
【体験内容】
歌舞伎「勧進帳」の代表的なシーンの音楽を講師の実演で鑑賞し、日本の音楽に特有の唄や口三味線(唱歌)などを体験します。
※本プログラムでは、楽器の体験はありません。
協力予定団体:一般社団法人長唄協会、特定非営利活動法人日本音楽集団

⑧雅楽
悠久の音楽、千年の響きに触れてみよう!
雅楽は平安時代より宮中の儀式に用いられ、1200年以上の歴史をもつ日本の古典音楽です。奈良時代にアジア大陸諸国から伝来した音楽や舞が取り入れられ、日本で独自に発展しました。
【体験内容】
講師(プロの実演家)による演奏の鑑賞、雅楽の代表曲「越天楽」を歌ったり、鞨鼓・太鼓・鉦鼓などの打楽器、舞の体験などを行います。
オンライン実績有
協力予定団体:一般社団法人伶楽舎
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⑨箏 雅やかな響きを感じてみよう!
箏は奈良時代に中国から伝来した楽器ですが、長い年月の間に日本人の感性によって繊細な表現を育みました。箏の雅やかな響きは日本的情緒をイメージさせるものとして人気が高く、古典から現代曲まで幅広く活用されています。
【体験内容】(A・Bのいずれか)
A:「さくら」などの曲を全員が箏で弾いてみる体験と、講師(プロの演奏家)による三曲(箏・尺八・三味線)演奏を鑑賞します。
B:箏、尺八、邦楽打楽器の様々な音色に触れる演奏の鑑賞を中心に、日本の伝統的なリズムを体験します。
協力予定団体:公益社団法人日本三曲協会、特定非営利活動法人日本音楽集団
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⑩三味線
三味線が粋な伝統芸能の世界へ誘います!
歌舞伎や文楽から民謡に至るまで、様々な音楽シーンで活躍する三味線。太棹・中棹・細棹という異なる太さの楽器があり、それぞれ個性的な音色や風情のある表現が楽しめます。
【体験内容】
講師(プロの演奏家)による本格的な演奏を鑑賞し、基本となる弾き方を教わって合奏にチャレンジします。
協力予定団体:清元協会、公益社団法人日本小唄連盟
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⑪琵琶 中国渡来の楽器から日本の伝統音楽へ!
奈良時代に日本へもたらされた琵琶は、「琵琶法師」が物語に合わせて演奏することで広まり、「平家物語」の発生と伝搬に深く関わりました。琵琶と「語り」に焦点を当て、箏や尺八の鑑賞と合わせ、和楽器の多様性について体感します。
【体験内容】
琵琶、箏、尺八の音色を鑑賞し、歌を体験します。
協力予定団体:特定非営利活動法人日本音楽集団

⑫地域の芸能(東京都の芸能・工芸)
都指定無形文化財を体験してみよう!
江戸時代には、人形をつかった芸能が人気を集め、各地で興行が盛んになりました。江戸で独自に生まれた人形座も複数あり、それぞれ人形を動かす仕掛けに工夫が凝らされています。
【体験内容】
東京都指定無形文化財に指定されている芸能(糸あやつり・八王子車人形のいずれかひとつ)について、講師(プロの実演家)による解説と実演鑑賞、実際に人形に触れて動かす体験をします。
協力予定団体:公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座、八王子車人形西川古柳座
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⑬伝統工芸(東京都の芸能・工芸) 江戸時代から伝わる職人技に触れる!
長い年月を経て東京の風土と歴史の中で育まれた伝統工芸が、東京都の指定伝統工芸となっています。時代を超えて受け継がれた伝統的な技術・技法を学び、一緒につくります。
【体験内容】
東京都指定の伝統工芸
(江戸木版画・江戸手描友禅・江戸表具のいずれかひとつ)について、伝統工芸士による解説の後、実際に制作を体験します。
江戸表具はオンライン実績有
協力予定団体:石井三太夫表具店、株式会社高橋工房、東京都工芸染色協同組合
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オンライン実績

例1)紙切り(小学6年生・1クラス1コマ)
児童が全員が教室で各個人の端末でzoomに入り、学校外にいる講師の実演を見たり、お話を聞きながら紙切りを制作。児童と講師との会話は担任の端末を使用し、双方向の授業を実施。
※能楽では、能楽堂から配信も検討。


例2)雅楽(中学2年生・学年全員・60分程度)
生徒は全員自宅からgoogle meetにアクセス。講師は学校からgoogle meetとYouTube で授業を実施(音がきれいに伝わるようにYouTubeも使用、家庭のネット環境で当日アクセスが難しい場合も後日の振り返りも可能)。
学校の先生がgoogle meetのチャットを使って生徒とコミュニケーション。


例3)江戸表具(小学6年生・1クラス2コマ)
児童は全員図工室で、学校外にいる講師はzoomで授業。事前に編集した短い映像で江戸表具について紹介した後、講師自身が道具や江戸表具について説明。キットを使って「からくり屏風」づくりを一緒に行う。完成後は、写真資料とあわせて掛け軸やふすまなどの修復のお話をしたり、質問を受けたりする。
※「からくり屏風」の作り方の映像も用意。図工の先生には事前にやってみてもらい、当日は子供たちをサポート。