新宿文化センターでの お稽古はじめ+親子体験 <箏曲>
新宿でもおことのお稽古がスタート。
8月4日、新宿文化センターは 親子連れがひしめき合い、
夏休み真っ盛りのにぎやかさ。
でも、畳の部屋に入るだけで 雰囲気がすうっと変わります。
先生とご挨拶を交わすところから、お稽古の始まり。
生田流と山田流は、指にはめる爪の形や座り方に違いがありますが、
同じおことの音楽です。
新品のお爪は、ちょっと痛い。
慣れない正座も、ちょっとツライ。我慢のしどころです。
「背中を伸ばして、姿勢を良くするだけで、上手に見えます。」
座り方、爪の当て方、弾く場所、左手の位置、
細かい注意が矢継ぎ早に飛び出すけれど、
それは基本をしっかり身につけてほしいから。
次は、いよいよ弦に触れます。
下から順に、弦を数えながらはじいてみましょう。
11、12、13は、斗(と)・為(い)・巾(きん)と呼びます。
声に出して言ってみよう。と・い・きん・・・。
じゃあ2番目は? 巾は? みんな夢中になって追いかけます。
いつの間にか、だいたいの位置関係が分かってきたみたい。
上級生のクラスでは、琴柱を動かして音の高さを変える技も教わりました。
「親御さんもご一緒にどうぞ。柱を動かしてみましょう。」
あちこちでガタン、ガタンと柱が倒れる音が続出!
意外と難しくて、ちょっとため息が出そう。
こんな楽器に子供たちが挑戦するのか。
体験したからこそ分かる難しさ。
音色の美しさ。稽古の厳しさ。
12月までの子供たちの成長に思いを馳せた一日でした。(G)