新宿文化センターでの お稽古はじめ+親子体験 <箏曲>
2019.08.14
トピック
新宿でもおことのお稽古がスタート。
8月4日、新宿文化センターは 親子連れがひしめき合い、
夏休み真っ盛りのにぎやかさ。
でも、畳の部屋に入るだけで 雰囲気がすうっと変わります。
先生とご挨拶を交わすところから、お稽古の始まり。
生田流と山田流は、指にはめる爪の形や座り方に違いがありますが、
同じおことの音楽です。
新品のお爪は、ちょっと痛い。
慣れない正座も、ちょっとツライ。我慢のしどころです。
「背中を伸ばして、姿勢を良くするだけで、上手に見えます。」
座り方、爪の当て方、弾く場所、左手の位置、
細かい注意が矢継ぎ早に飛び出すけれど、
それは基本をしっかり身につけてほしいから。
次は、いよいよ弦に触れます。
下から順に、弦を数えながらはじいてみましょう。
11、12、13は、斗(と)・為(い)・巾(きん)と呼びます。
声に出して言ってみよう。と・い・きん・・・。
じゃあ2番目は? 巾は? みんな夢中になって追いかけます。
いつの間にか、だいたいの位置関係が分かってきたみたい。
上級生のクラスでは、琴柱を動かして音の高さを変える技も教わりました。
「親御さんもご一緒にどうぞ。柱を動かしてみましょう。」
あちこちでガタン、ガタンと柱が倒れる音が続出!
意外と難しくて、ちょっとため息が出そう。
こんな楽器に子供たちが挑戦するのか。
体験したからこそ分かる難しさ。
音色の美しさ。稽古の厳しさ。
12月までの子供たちの成長に思いを馳せた一日でした。(G)