尺八のお稽古
2018.11.22
トピック
尺八Aクラスは、小学校中学年の子供が多く、みんな仲良し。
まだ暑い日のお稽古のこと。
尺八を刀に見立てて、チャンバラごっこを始めた子供たち。
ついはしゃいでしまう気持ちもわかります。
ですが、先生に叱られた意味がわかりましたね。
もし、あなたが大切にしている宝物を、誰かが乱暴に扱ったら、
どう思いますか? 悲しくなりませんか?
おことや三味線など、ほかのコースでも同じです。
決して、楽器をまたぐことはありません。手洗いを済ませたきれいな手で、
楽器を作ってくれた人、用意をしてくれた人、教えてくれる先生、
一緒に学ぶ仲間、お稽古に通わせてくれるご家族など、
たくさんのことに感謝の気持ちを持って触れるものなのです。
稽古が始まったら私語は我慢して、先生のお話を聞く。それが、お稽古です。
年齢の高いBクラスは、落ち着いて新しい曲に次々と挑戦していました。
発表会での演奏が楽しみです。
初めてのお稽古の日に、先生がおっしゃったことを覚えていますか?
「何かを身につける時は、自分の中で少し我慢をしてみる。
我慢をした分、次に苦しくなるのが少し先になります(少なくなります)。
お稽古とは、その積み重ねです。」
もし、この時期に、あまり“苦しさ”を感じていない人がいるとすれば、
それは努力が足りないのかもしれません。
発表会まで、あと少し。いまの時間を大切に。(わ)
撮影:武藤奈緒美
※今年度 発表会観覧のお申し込みは11月26日(月)が締め切りです(当日受信有効)
詳しくはこちらをご覧ください。