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発表会のウラとオモテ2023 ~箏曲

2024.08.07 レポート

発表会の “ウラ側とオモテ側” を写真で紹介するシリーズ。
次は、スタンダードプログラムの三曲「箏曲」コースを紹介します。
3月28日、新宿、立川、武蔵野と3つのお稽古場で学んだ3コースがリハーサルと発表会を浅草公会堂にて行いました。

想像していたよりも、ずっと大きな舞台。
緞帳(どんちょう)という重みのある華やかな幕が上がると、客席から照明が差し込み、なんだかうれしくなります。
生田流と山田流。爪の形や楽器に向かう姿勢が異なるふたつの流派が競演します。

生田流の立川コースAクラスは「さくら」と「うさぎ」、Bクラスは「さくら」と「ずいずいずっころばし」と耳なじみのある日本の代表曲を発表しました。
同じ生田流の新宿コースは、A・Bクラス合同で「さくら」と「かごめ」を発表。途中にかけあいや輪唱もあって迫力の演奏。
箏曲は、歌も大切な一部です。力強い歌声と美しいおことの音色を会場に響かせました。

山田流の武蔵野コースAクラスは「花ばたけ」を、Bクラスは「姫松変奏曲(ひめまつへんそうきょく)」を披露しました。
会場では「作曲者である中能島欣一さん、中能島慶子さんは山田流にとって神様のような存在」との紹介も。
心を込めた歌と情感豊かなメロディで観客の心を打ちました。

箏曲も指揮者がいませんが、どんなに演奏者が多くても、どんなに大きな舞台でも端から端まで全員の音がそろいます。
心をひとつに、息をあわせているからです。
演奏後、幕が下りるまでの間はお稽古で身につけた美しいお辞儀も見せてくれました。
はじめは痛みもあったけれど、ようやく指になじんだ “箏爪(ことづめ)” は、みんなの宝物になりましたね。


 

参加した子供たちの声

【箏曲[ユース]の発表会アルバム】リハーサルと本番より


撮影:武藤奈緒美

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