発表会の舞台裏~三曲・長唄・日本舞踊
いよいよ本年度の発表会がひと月後となりました。
発表会の舞台裏では、大勢のスタッフさんたちが活躍します。
大道具・小道具・衣裳・音響・照明など舞台の裏側で働く裏方(うらかた)と呼ばれる皆さん。
また、本番の案内役・司会の方々。
客席からは見ることのできない裏の様子を、フォトグラファー武藤奈緒美さんの撮影でご紹介します。
(写真は令和4年度発表会、国立劇場の様子です)
[三曲]
取り扱い注意の和楽器は、専門のスタッフが丁寧に搬入。
舞台に緋毛氈(ひもうせん)が敷かれたら、迅速かつ慎重にお箏を配置していきます。
先生方も細かく調整をして、楽器の位置が決まります。
[長唄]
長唄の発表では、子供たちの座る台の裏側に先生たちがスタンバイ。
本番中にアクシデントが起こっても、すかさずフォローしてくださいます。
客席からは見えない、御簾の中で演奏する「陰囃子」の様子もご覧ください。
~楽屋での子供たち~
広い和室に集まると旅行みたいで楽しそう!
先生たちとお話しをしたりお絵かきをしたり。
また、発表会で案内役がお話ししたお稽古中のエピソードなどは、この時間に子供たちにていねいにインタビューしたものです。
[日本舞踊]
<大道具・舞台スタッフ>
子供たちがリハーサルをしている後ろで、みるみるうちに美術セットが組まれていきます。
<照明スタッフ>
こちらも舞台づくりにおいては欠かせない、照明スタッフさん。
演目の雰囲気や子供たちの表情を引き立てるために、光の色や強さや方向を調整するのです。
<衣裳スタッフ>
衣裳スタッフさんのお仕事ぶりは、その手際の良さ、速さに驚きます。
二人一組となって、着物の着付けを次々と。
衣裳を身につけると、いよいよ本番!嬉しさと緊張が入り混じる子供たちです。
普段は見ることのできない劇場の裏側をご覧いただきました。
今年度の発表会もお楽しみに!
「キッズ伝統芸能体験」いよいよ発表会!
プロの実演家に学んだ子供たちの発表と、講師による迫力の舞台。
入場無料で、どなたでもお楽しみいただけます。
一般観覧募集中! ぜひ、この機会にご応募ください。
令和6年
3月20日(水・祝) 能楽 於:宝生能楽堂
3月27日(水) 長唄 於:浅草公会堂
3月28日(木) 三曲/日本舞踊 於:浅草公会堂
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