お知らせ・ブログ News&Blog

令和5年度「開講式」を行いました

2023.10.13 レポート

 9月17日(日)、国立能楽堂にて開講式を開催。
参加者、講師、関係者が一堂に会し、特別な「お稽古はじめ」の日を迎えました。
暦の上では処暑も過ぎ、本来なら秋の気配が感じられる頃ですが、この日は蒸し暑い真夏日。
時間より少し早めに開場しました。


 

静寂な能楽堂で、主催者のあいさつに耳を澄ます子供たち。
 

講師による実演では、
目の前で繰り広げられる迫力のパフォーマンスに前のめりで見入ったり、背筋がぴしっと伸びたり。
「いつか自分もあんなふうにできるかな!?」

 

 

 

 

最後に、企画制作・運営を担う(公社)芸団協  野村萬会長からのメッセージが読み上げられました。
「日本の未来を担う大事な宝物である子供たちが、日本の宝物である伝統芸能を学んでくれることほどすばらしいことはありません」
「お稽古で大事なのは目に見えない、足の裏・後ろ姿などに心を働かせること。生活の中でも昼と夜、前と後ろなどのバランスが大切」と、狂言の人間国宝でもある立場を踏まえて、子供たちにエールを送りました。

閉式後は、コースごとに講師と子供たちの顔合わせです。
 

 

 


(撮影:武藤奈緒美)

不安と期待が入り交じった初々しい表情を見せてくれた子供たち。
9月の終わりから、順次お稽古が始まっています。

発表会までのあいだ、健康に注意しながらお稽古を楽しんでくださいね。

 

■令和5年度の講師によるプロ実演は、次の通りでした。
・長唄「越後獅子(えちごじし)」
・箏曲「岡康砧(おかやすきぬた)」(三曲)
・尺八「一二三鉢返調(ひふみはちがえしちょう)」(三曲)
・日本舞踊「橋弁慶(はしべんけい)」
・舞囃子「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」(能楽)

 

(この機会にぜひ、公式 Instagram  フォローもお願いします!)