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ユース<三味線>のお稽古はじめ(芸能花伝舎)

2025.01.31 レポート

1月12日、三味線[ユース]コースが芸能花伝舎で始まりました。

駆け足で進むユースプログラムも、最初は撥(バチ)合わせから。
バチ、ひざゴム、指かけなどお道具一式を受け取ります。
先生からは「伝統統芸能は礼節をとても大切にしています」とお話がありました。
礼に始まり、礼に終わる。
自然と背筋が伸びたところで、座布団からおりてご挨拶をしました。

 


はじめに、指かけの使い方、姿勢、構えを覚え、
続いて、バチを手に取り、持ち方や手首の動かし方を教わりました。最初が肝心。先生方が一人ひとりに手を添えて位置を確認します。
次に、楽器を構えます。見た目より重いと感じた人も多かったのではないでしょうか。まだ、バチは持たずに手の動きを確認します。
「親指で数字の “1” を書くように、胴かけに対して腕が直角になるように、そのまま手首を回してみましょう」と先生からアドバイス。
3本の糸を1本ずつ鳴らしてみました。

 


休憩時間、足の痺れと闘いながら、楽器に関するお話を聞きました。
もとは中国から渡ってきたとされる三味線ですが、楽器はあっても、音楽がなかった。そこで、琵琶法師を介して当時の日本の楽器・琵琶の特徴が反映されたそうです。ひとつ目は、バチで弾くこと。ふたつ目は、さわり、です。
※さわり とは、三味線の糸が振動して発生する倍音のこと。
和楽器には、日本の風土や歴史、文化や精神が宿っていると言えるでしょう。


「皆さんは、ものすごく難しい楽器を習おうとしていますよ。

でも、丁寧に教えますから絶対に大丈夫です。がんばりましょう」と笑顔の先生方。
この言葉に背中を押され、最初は心もとない手つきでしたが、少しずつ響く音に自信を深めている様子でした。
今年も春の発表会に向けて、一人ひとりがどのように成長していけるか、楽しみですね。


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3月22日 国立能楽堂
3月27日・28日 浅草公会堂

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