尺八のお稽古はじめ(芸能花伝舎)
2024.11.18
レポート
ようやく秋の雰囲気が感じられるようになった10月20日、芸能花伝舎で尺八コースのお稽古が始まりました。
「伝統芸能のお稽古では、礼儀作法も大切にします」と先生からのお話があり、心を込めた「よろしくお願いいたします」のご挨拶からお稽古がスタートです。
一人ずつ自己紹介をしたら、さっそく尺八を吹いてみます。
まず音が出るようになるまでが難しい尺八。
酸欠にならないように気をつけながら、「歌口」の部分に口を当て、強すぎず弱すぎず、優しく息を吹くことを意識します。
すぐに音が出るようになった人もいました。焦らずじっくりやっていきましょう!
また、中指と薬指を自在に動かせるようになることも大事です。
先生が小学生の時は、学校でも鉛筆を尺八に見立てて指を動かす練習をしていたそうです。
皆さんも、休憩時間にぜひやってみてください。
お稽古はじめの日は、ご家族の方にも尺八を体験していだける「体験日」でもありました。
一人ずつ尺八を持ち、参加者と一緒に真剣に先生のお話を聞きながら尺八について学びました。
お母さんやお父さんが必死に音を出そうとしているのを、後ろを振り返り、嬉しそうに様子見する子供たち。
「思ったより難しい!」との感想も聞こえてきました。
一緒に体験することで、発表会までの成長がより楽しみになったのではないでしょうか。
「尺八は、吹く人によって音色が違うことが面白い楽器です。それぞれの違いを楽しんでください」と、先生。
自分の音を見つけて、楽しくお稽古していきましょう。