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小鼓のお稽古はじめ(芸能花伝舎)

2024.12.08 レポート

11月10日、芸能花伝舎では長唄囃子の小鼓のお稽古が始まりました。
雨が降りそうな空模様にもかかわらず、期待に胸をふくらませた元気いっぱいの子供たち。

 

まずはご挨拶。先生と向き合って “礼” を学びます。
正座に慣れない子がいましたが、発表会は正座で演奏します。
ちょっとがまんをしながら少しずつ慣れていきましょう。

小鼓は2枚の皮と胴、そしてオレンジ色の調べ(紐)で構成されています。
調べをたくみに操り、音の変化を生み出すのです。
楽器をばらばらにして見せてもらいました。
お稽古のときは、先生方がみなさんのためにひとつひとつ組み立て、終わるとほどいて箱にしまってくださいます。

 

子供たちは真剣な眼差しで新しいことを一つずつ吸収していきます。
楽器を右肩にのせて、左手で調べを握り、右手で皮を打ちます。
先生のような響き渡る音は、すぐには出せないことがわかりました。

「イヤー」「ホオ」といった掛け声は、楽器の音と同じくらい大切なお囃子の要素です。
最初は声を出すことが恥ずかしそうでしたが、だんだん大きな声になってきました。
みんなであわせると、気持ちが良いものです。

 

小鼓の音を「チ・タ・プ・ポ」と擬音化した言葉で表す「唱歌(しょうが)」も教わりました。
楽器がなくても、” エア小鼓 “と唱歌でおうちでも練習ができます。

 

小鼓は長唄音楽の「リズム」を支える大切な楽器です。
伝統の響きをいきいきとした顔で引き継ぐ子供たち。
春までたくさんのことを教わって、お友達と一緒にお稽古を楽しんでください。


 


*お稽古の様子は、公式インスタグラムでも公開しています。
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