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芸能花伝舎でのお稽古はじめ <囃子(小鼓)/(篠笛)>

2023.11.10 レポート

10月22日、芸能花伝舎で長唄囃子「小鼓」と「篠笛」のお稽古が始まりました。

午前は小鼓コースのお稽古。
先生が小鼓を分解して、2枚の皮と胴、そして調べ(オレンジ色の紐)という紐でできていることを説明してくれました。
調べは「左手を左側から、手のひらを上にして入れて、3本まで持つ」
難しいですねー。



 

左手で調べをにぎって打つ音は タ。
左手を ゆるめて打つ音は ポン、 トン。
「大鼓と小鼓で一つのリズムパターンを作るのは歌舞伎の長唄の手法です。」 
参観していた保護者たちにも出番が!大鼓の部分を手で打って子供たちと共演します。
ハーオ チリカラチリトト チリカラチリトト スットンスタスタ スットン。

 

小学校高学年から中学生も参加するクラスでは、課題を次々クリアし、
「天才クラスなの?(笑)期待してます!」と先生がたがびっくり。

 

「イヤ」「ホー」などの掛け声は「唱歌(しょうが)」といって、これも楽器の音と同じく重要です。
「先生も小さい時は恥ずかしかった」そうなので、勇気を出して大きな声を出してくださいね。

 

午後は同じ教室で篠笛コースのお稽古です。
篠笛には、息を吹き込む歌口(うたくち)と指で押さえる7つの孔(あな)があります。
歌口のいちばん高いところを上唇にあてて、口をちょっと笑う形に。
そのまんま息を出す!
「お腹にぐっと力を入れると強く吹かなくても音が出ますよ。」

1,2,3。「ふー」と3拍のばします。
3人の先生がひとりずつ、口の形や笛の高さをチェック。

 

先生から「足がしびれた人はいませんかー?」「頭がくらくらしてる人はー?」「我慢しなくていいよ?」とお声がけ。
時々お休みを入れながらお稽古します。

第一関節に歌口を乗せたら、3本の指でお口が隠れるはず。
「思ったより音が出ると思う人?」
「思ったより出ないな、と思う人?」
どちらにも、手が上がったお稽古初日でした。