発表会を盛り上げてくださる方々~舞台と楽器のスタッフ、司会者さん 2020.05.20 コラム 国立劇場 小劇場での発表会を、裏側から支えてくださった方々を写真でご紹介いたします。 舞台と楽器のスタッフのみなさん、そして司会の葛西聖司さんです。 国立劇場 小劇場の舞台まだ舞台には何もありません。ここからが、舞台スタッフさんたちの腕の見せどころ!短時間で美しい舞台が出来上がっていきます。舞台作り子供たちがリハーサルをしているあいだ、舞台はこんな状態でした。日本舞踊「菊づくし」日本舞踊Aクラス「菊づくし」の舞台のセット、菊の花を準備する舞台スタッフのみなさん。お箏のスタッフお箏の専門スタッフが移動、セッティングを担当。楽屋で調弦した楽器を一面ずつ丁寧に運びます。緋毛氈が敷かれるいよいよ、緋毛氈(ひもうせん)が敷き始められました。金屏風との取り合わせは、日本の伝統芸能の舞台のシンボルです。リハーサル室にも緋毛氈もちろんリハーサル室にも緋毛氈が敷かれます。長唄では、毛氈の下に長い座布団を敷きます。緋毛氈は舞台そのものを象徴します。岡田舞台さん日本の伝統芸能に精通し、専門技術と知識、経験豊富な舞台スタッフ・岡田舞台の皆さん。背中のOKADA BUTAIが目印です。頼もしい舞台マン長唄・三曲の発表会で舞台監督を務めてくださった岡田勇輝さん。日本舞踊の発表会で狂言方・舞台監督を務めてくださった岡田直哉さんの弟さんです。リハーサル開始リハーサル室に子供たちがやってきました。慣れない緋毛氈や置いてある楽器につまずいたりしないよう、入り口で気を配る岡田さん。コロコロコロ準備が整った舞台。わずかな塵や埃も見逃さない! 神聖な空間の仕上げは、意外にもコロコロ。明かりをチェック!舞台上の準備が整ったら、今度は照明の確認です。発表する子供たちが、さらに輝いて見えるように。明かりも大切な要素です。舞台に並べられるお箏セッティングはお箏屋さんたちの独壇場。平らな舞台の上に、たくさんのお箏をパートごとに手際よく並べて行きます。客席から全員の顔がちゃんと見えるように。毎回、いちばん神経をつかうシーンです。司会の葛西聖司さん元NHKアナウンサー、古典芸能解説者。豊かな知識と愛情に基づく司会は伝統芸能を身近に感じさせてくれる、と毎年大人気。楽屋で取材する葛西さん発表される演目の解説だけでなく、出演する子供たちの生の声も司会に織り込むため、楽屋を訪れて気持ちを聞き出します。 撮影:武藤奈緒美