三曲
- 箏曲(おこと)
- 尺八
箏、三味線、尺八の音楽をまとめて「三曲」と言います。室内楽として発達し、日本のお稽古事を代表する存在です。箏で演奏される音楽を箏曲といい、雅やかな響きは日本的イメージのシンボルとして親しまれています。尺八は複雑で陰影に富んだ表現を得意とし、"禅音楽"として愛好者は世界中に広がります。
箏のお稽古では、まず箏爪をつけた指の痛み、正座の足のしびれとの戦い。それでも、180cmほどもある木の箱に共鳴するきれいな響き、息を合わせた合奏、箏爪や指を使った多彩な音色など、子供たちは様々な魅力に引き込まれていきます。
尺八はシンプルな構造なだけに、音を出すことが難しい楽器です。稽古用の尺八を使って、先生が一人ひとりの口の形などをみながら、丁寧に教えます。子供たちは、息切れになりながらも、先生の音色を追いかけます。