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篠笛[調布]のお稽古はじめ(調布市文化会館 たづくり)

2024.12.16 レポート

11月10日、この日は長唄のたくさんのコースのお稽古が始まりました
調布市文化会館 たづくり でも篠笛のお稽古がスタート。

大きな建物の中にコンサートホールはもちろん、中央図書館やコミュニティFM放送局などさまざまな文化的機能を束ねた複合施設です。

この日のお稽古は10階の和室で行いました。なんと隣には茶室があります。
脱いだ靴がきちっと並んでいると、お稽古に向かう気持ちが伝わってくるようですね。

 

はじめに、伝統芸能のお稽古に対する心構えから。
このプログラムは、プロの実演家として舞台に立つ先生方との”お稽古”の時間を体験してもらうものです。
先生方は「子供たちに伝統芸能に興味をもってほしい、伝統芸能を好きになってほしい」という思いから、一生懸命教えてくださいます。

伝統芸能の基本は”礼儀”です。
あらためて、ごあいさつの仕方を教わりました。
初日は参観日も兼ねていたので、おうちの方も一緒に話を聞きごあいさつを見守ります。

 

 

楽器を手にしてみます。
先生方が、口の形や構えをひとりずつ丁寧に確認してくださいました。
口のあて方、息の吹き込み方や角度など、少し変えるだけで音がでたりでなかったり。
スースー、フーフー、と息がもれる音が続きます。
息の強さや長さの感覚を少しずつ覚えていきます。

 

 

 

みんなの息を出す音に、少しずつ笛の音が混じるようになりました。
だんだんと笛の音が大きくなってきます。

ここで、所作を学びました。
篠笛を手に取り、構え、演奏し、また、おさめる(置く)ところまでが音楽です。
先生が流れるように美しい所作を見せてくださいます。
ここには楽器を大切に思う心や、演奏を聴いてくださる方への感謝の気持ちなどがこもっています。

続いて、六、五の孔(あな)を指を替えながら押さえて音を出すお稽古です。
「トー、フー」「トー、フー」と、昔なつかしいとうふ屋さんの音色を出すところまで進みました。

 

 

 

音が出ると楽しいものです。
がんばりすぎて、少しつかれてしまった子も(笑)。
お稽古初日にクラスのみんなの音が出るなんてすごい、と先生にもほめられました。

ですが、ただ曲が吹ければ良いというものではありません。
篠笛は、お稽古を重ねれば重ねるほど、音色に深みが増していきます。
プロの先生方の”音”を聴くチャンスを逃さないように、仲間との時間を大切に、たくさんのことを吸収してくださいね。

 


*お稽古の様子は、公式インスタグラムでも公開しています。
ぜひ、この機会にフォローしてください!
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