箏曲[新宿]のお稽古はじめ(大久保スポーツプラザ)
2024.11.15
レポート
10月20日、箏曲[新宿]コースが新宿区立大久保スポーツプラザで始まりました。
会場が近づくと、金木犀(きんもくせい)の並木道が続きます。
”スポーツプラザ”という名前の通り、テニスコートがあったり、卓球のラリー音が聞こえてきたりと活気にあふれていました。
新宿コースも武蔵野コースと同じ生田流です。
お稽古場に入る前に、まずはごあいさつ。美しいお辞儀を学びます。
ひとりひとり自己紹介をしました。まだ少し緊張気味の様子。
大きさの異なるお爪が3つ。順番に指にはめてみます。
続いて、構えを教わります。
「手を前に出して大きな木を抱えるようにして、楽器にふれてください。
龍角から2~3cmあたりのところを弾きます。
薬指が龍角に触れるくらい、でも、龍角の上にのってはいけません。
そのまま親指が曲がらないように。背筋も伸ばして……」
と、覚えることがたくさん!
この日は、ご家族の方も一緒にお箏を体験してもらう「体験日」でした。
「お子様へのお話を聞いていてくださいましたね」と先生。
「では、斗の音を弾いてみてください、どうぞ。
次は巾の音です、どうぞ。……あら、為の音が聞こえたような(笑)」
子供たちも緊張がとけて笑顔がこぼれました。
次に『さくら』の曲をうたいました。
「箏曲(そうきょく)」という言葉に耳なじみがないかもしれませんが、箏の音楽の総称で器楽も声楽も含みます。
歌も大切な一部ですので、大きな声でうたうようにと教わりました。
お母さん方からは「思ったよりも力が必要でした」「少し指が痛いけど、きれいな音ですね」といった感想も。
『さくら』の歌詞にあるように、ちょうど3月の発表会の頃、さくらも皆さんの努力も花開くようにと先生方は願っています。