発表会のウラとオモテ2023 ~狂言
2024.07.30
レポート
発表会の “ウラ側とオモテ側” を写真で紹介するシリーズ。
次は、能楽「狂言」コースです。
3月17日に申し合わせ(リハーサル)を、3月20日に発表会を宝生能楽堂で行いました。
楽屋では、初めて見る本物の装束に子供たちの目が輝きます。
先生方に丁寧に着付けしていただく間、友達の装束姿を見るのもうれしくて、ちょっと触ってみたりしている子も。
四色の揚げ幕の前で自分の出番を待つ子の表情には、少し緊張の色もうかがえました(通常、揚げ幕は五色ですが宝生能楽堂は特別に四色です)。
なぜなら、狂言はセリフの量が膨大なうえ、難しい言葉がいっぱいです。
お稽古場やおうちで練習してきたことを思い返しているようでした。
本番では、A・Bクラスともに「以呂波(いろは)」「花争(はなあらそい)」「皸(あかがり)」「痿痢(しびり)」「柿山伏(かきやまぶし)」の5演目を披露しました。
低学年の子供たちが大きな声で懸命に演じる「以呂波」と、高学年による絶妙な間合いでたくみに演じられる「以呂波」。
同じ演目を二度鑑賞することができる贅沢な機会でもありました。
観客の皆さんは狂言の奥深さをより味わえたことでしょう。
【狂言の発表会アルバム】申し合わせと本番より
(写真をクリックすると大きく表示されます)
撮影:菅原康太
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