2017.11.20
8/29開催 研修派遣報告会 & 特別講座トークセッション 掲載記事のご案内
芸団協発行『季刊花伝舎vol.9』に、8月29日に沖縄市民会館で開催した「研修派遣研修者修了報告会&特別講座トークセッション」の様子が掲載されました。本文は、以下となります。
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地域の人々と文化芸術をつなげる、それぞれのアーツマネジメント
豊かな芸能が根付く沖縄、この地に住む人々や来訪者が文化芸術を楽しむ仕掛けをつくるには。アーツマネジメント人材を育てるために始まった沖縄県アーツマネージャー育成事業では、8月29日、昨年度の研修派遣修了者の報告とあわせ、特別講座トークセッション「地域コミュニティと芸術~場づくりを支える」が開催された。
琉球舞踊の立方で制作者としても活動する砂川政秀さんは、KAAT神奈川芸術劇場で5ヶ月半研修。複数の公演に携わり、川崎市の沖縄県人会ともつながったことで、県内外での企画や広報の幅が広がった。犬塚拓一郎さんは、三陸国際芸術祭の事務局で3か月研修。誰でも参加できる楽団を結成し、芸術体験を通してコミュニティをゆるやかにつなぐ活動を実践している。2人ともこれまでと違う環境に身を置くことで、得たものは大きいようだ。
続くトークセッションでは、三陸国際芸術祭、音まち千住の縁(東京都足立区)のアートプロジェクト、沖縄市の音楽によるまちづくりの取り組みを紹介。三陸国際芸術祭は、スタッフ体制が例年課題という。震災の被害により、著しく住民が減少してしまったため、ボランティアの確保が難しい。足立区でも、インターンで参加した学生が仕事として続ける割合は低い、と人材について悩みは多い。ただ、関わり方は様々、沖縄市では社会貢献的な面での模索も視野に入れている。一方、プロジェクト継続の鍵となるのは、資金調達力。人材育成もさることながら、文化事業を行うにあたっての国や行政の仕組みも整備してほしい、という意見も。
以下のリンクから、詳細レポートをご覧いただけます。
・アーツマネジメント研修派遣 研修修了者報告会
・特別講座トークセッション「地域コミュニティと芸術~場づくりを支える」