2017.05.31
6/8国立劇場おきなわ伝統芸能公開講座「1719年、玉城朝薫の舞台―『琉球全図』の著者と解析」
関連の講座のご案内です。
2016年度、そして今年度も、本事業のアーツマネジメント講座を担当してくださいます、国立劇場おきなわ・茂木仁史氏による公開講座が、6月8日(木)19時より、国立劇場おきなわ小劇場で開催されます。
共同研究者の森達也教授と、ユネスコ世界無形文化遺産にも指定されている「組踊」創始時の舞台について紐解きます。
本事業の講座とあわせて、ご参加してみてはいかがでしょうか?
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第29回 国立劇場おきなわ伝統芸能公開講座
「1719年、玉城朝薫の舞台 ―『琉球全図』の著者と解析―」
1719年に琉球王国の踊奉行を務めた玉城朝薫は、「組踊」を創始した。
その模様は、中国の冊封副使であった徐葆光が『中山傳信録』に著している。
平成16年に那覇市民ギャラリーで展示された『冊封全図』は、新たな知見を含む重要な資料だが、筆者や来歴が不詳で、これまで深く研究されてはいない。
昨年、北京・故宮博物院において2度の調査を行い、『冊封全図』の著者が徐葆光であることと、舞台についてもこれまでの謎の一部を
解明することが出来た。
この講座では、はじめに舞台とは何かを説き、『琉球全図』の著者と来歴を明らかにした上で、1719年の舞台構造を解析する。
【会 場】国立劇場おきなわ 小劇場
【入場料】無料/先着200名
【講 師】茂木仁史(国立劇場おきなわ要請課長)
森 達也(沖縄県立芸術大学教授)
【申込先】国立劇場おきなわ 調査養成課 調査資料係
TEL:098-871-3318(平日10:00~18:00) FAX:098-871-3325
※この公開講座については、国立劇場おきなわへ、直接お申し込みください。
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本事業のアーツマネジメント講座2017では、茂木さんが、7月4日の【講座6】で再登場!
地域の願いや人々の祈りが込められている祭りや、地域の行事で演じられてきた「民俗芸能」。もともと野外で行われることの多いこれらの民俗芸能が、劇場などの現代の舞台空間ではどのように上演されているでしょうか。こちらも、どうぞお楽しみに。
■アーツマネジメント講座2016 講座12『舞台の形而上学~日本の伝統芸能を中心に』(茂木仁史氏) レポートはこちらから