GEIDANKYO 公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 芸能花伝舎 沖縄県

HOME

2014.08.28

アーツマネジメント連続講座 講座⑦『芸術組織の基本とその役割―事業計画と予算をつくる』8月25日レポート

8月25日より、アーツマネジメント連続講座2014のパートⅡ『芸術組織を持続的に運営する』が始まりました。
パートⅡの初回となる講座7『芸術組織の基本とその役割―事業計画と予算をつくる』の1日目は、(公社)日本芸能実演家団体協議会[芸団協]の参与である大和滋と、(公社)日本舞踊協会事務局次長の城後一朗さんにお話しいただきました。


講座⑦大和滋講座前半は、芸団協の大和参与から。まずは、連続講座後半の概要について説明しました。

パートⅠの講座1~6が『文化芸術活動を展開する』をテーマに様々なプロセスを学ぶものであったのに対し、パートⅡとなる講座7からは『芸術組織を持続的に運営する』ことに主眼を置き、より実際的かつ実働的な内容になっています。

つづいて、「組織の基本」や「芸術団体のポジション」についての概説をしました。

「組織の基本要素」「組織成立の基本要件」といったあまねく組織に適応される基本的な事項の確認に始まり、「非営利・公益組織の社会的なポジション」、さらには「芸術団体のポジション」についてマトリックスを用いた分析が行われました。 









DSC07118後半は日本舞踊協会の城後さんによる、協会組織の事務局から見た組織運営に関するお話。日本舞踊協会設立のあらましや公益社団法人化後の組織概要などのお話の中に、流派の超越、会員数の減少、役員の高年齢化など、芸能組織に共通する様々なキーワードが見えてきます。

「事業計画と予算」については、実際の「平成26年度 事業計画書」と「平成26年度 収支予算書内訳表」を参照しながら、日本舞踊協会の現況をかなり具体的かつ実際的にお話くださいました。










当日は伝統芸能関係者だけでなく、クラシック音楽や現代演劇などの制作・組織運営に携わる方も多く受講されていましたが、講座終了後のアンケートには「大変参考になった」という意見が多く寄せられました。この講座を通して得られたいくつものポイントを、受講者の皆さんがご自身の活動に生かし、発展させていくことを期待します。

一覧へ戻る

ARCHIVES