2014.07.09
アーツマネジメント連続講座 講座③『観客をつくり出す ―広報・宣伝など関係の構築』6月23日レポート
講座③『観客をつくり出す ―広報・宣伝など関係の構築』の1日目は、大阪から森岡めぐみ氏(いずみホール)にお越しいただきました。
最初の話題は、混同しがちな「広報」と「宣伝」の違いについて。
手塩にかけて育てたゴーヤーの出荷に例えて、分かりやすく説明してくださいました。
つづいて、いずみホールの歩みを振り返りながら、海外からの招聘公演など華々しい演目が並んだ設立当初、自主企画をメインに据えるようになった転換期、さらに普及公演を充実させるようになった現在、それぞれのタームにおいて広報と宣伝がどのような役割を果たしたのかを概観。あらゆる施設や団体でも応用可能なエッセンスが詰まったエピソードの数々でした。
後半は、客層の想定や媒体の選定など企画段階から広報戦略を立てることの重要性、そして現在いずみホールが力を入れているインターネットによる広報戦術、とくにソーシャルネットワークや動画サイトを活用した広報については実例も見せながら、実用的かつ示唆に富んだお話をしてくださいました。