2014.07.03
アーツマネジメント連続講座 講座②『事業企画をつくる』6月17日レポート
講座②『事業企画をつくる』の2日目は、中村雅之氏(横浜能楽堂)にお話しいただきました。
今回の講座は、なんのために文化芸術活動に関わるのかという「ミッション」について考えることから始まりました。
「お金を得ることを芸術活動の目的としてはいけないのか」という根源的な問いから、話題は「芸術家がプロフェッショナルとして生活を成り立たせるために、アートマネジメントは何をすべきなのか」というテーマに発展。
お金と人をいかにして動かしていくか、その経営者的視点の重要性について学びました。
休憩をはさみ、後半は実演芸術の公演に不可欠な「スポンサー」からのミッションを踏まえた事業企画の立て方、とくに制作側・スポンサー側それぞれのブランド価値を高める方策について、ふんだんな具体的事例をもとに教えていただきました。
次いで質疑応答から講座は延長戦に突入。精神論から方法論までぎっしり内容の詰まった回となりました。