2015.09.14
平成27年度アーツマネジメント研修派遣 研修者決定
平成27年度の「アーツマネジメント研修派遣」の研修者決定通知交付式が、平成27年9月11日(金)に沖縄県庁にて行われました。
沖縄県文化観光スポーツ部 文化スポーツ統括監・大城壮彦氏より、研修者へ決定通知が手渡されました。
大城統括監は本事業の趣旨を説明した上で、
「県外での研修を通して様々なものを吸収してくるとともに、沖縄の魅力も是非アピールしてきてほしい」
と、県事業として研修が始まる2人への期待の言葉を述べられました。
研修者からも一言ずつ、この研修への意気込みが発表されました。
まずは、ロームシアター京都で研修を行う宮城紗来さん。
「このような機会を得たことに感謝申し上げるとともに、日本の伝統文化が息づく京都での研修や生活を通してたくさんのことを学んできたい。」
と抱負が述べられました。
研修終了後は、沖縄の文化振興に尽力していきたいと決意も新たにされていました。
つづいて、石川県立音楽堂にて研修を行う石山裕也さん。
石山さんは、宜野座村がらまんホールの事業企画・制作に携わる現職者。
県外のホールで学べる貴重な機会を是非生かしてほしいと、ホールの皆さんが快く送り出してくださったそうです。
「研修後の僕に期待していてください!」と、頼もしい宣言をしてくれました。
また、本事業の協力団体である、一般社団法人沖縄県芸能関連協議会[沖芸連]の照喜名朝一会長からは、
「京都も金沢もとても素晴らしいところ。暴飲暴食に気を付けて、健康第一で研修に励んでください。ちばりよー!」
と、温かい御言葉を頂戴しました。
同じく沖芸連の下山久事務局長からは、
「京都は2017年の東アジア文化都市・国内候補都市に決定しており、その中核となるロームシアター京都には全国から優秀な人材がたくさん集まっています。金沢は劇場・音楽堂だけでなく、金沢21世紀美術館など勉強になる施設がたくさんあります。ふたりとも、研修先でたくさんのいいものを“盗んで”帰ってきてください!」
と、ユーモアを交えながら期待の言葉が寄せられました。
本事業の協力団体である、公益財団法人沖縄県文化振興会の平田大一理事長からは、
「人々の心の拠り所と言うのなら、劇場は1つの城(グスク)とも言える。遠き地での学びを通し城を活かし、地域を活かす実践的な学びを習得して戻らん事を期待する。視点は郷土、なれど視野は世界を心掛けて頑張って!」
と、激励のコメントを寄せていただきました。(ご出席が叶わなかったため事務局が代読)
事務局を務める公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]の増山事務局長からは、
「初めての環境や慣れない天候で大変なことも多いかと思いますが、何か不安なことがあれば遠慮なく相談してください。」
と、研修に際してのサポートを約束しました。
平成27年度は2名の研修者が、約6ヶ月間の研修を9月より順次開始します。
■平成27年度アーツマネジメント研修派遣 研修者一覧■
※平成26年度研修者一覧はこちらをご覧ください。